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狭山差別裁判


■最新情報

・第22回三者協議の報告(2015.3.27)

 3月24日に第22回三者協議がひらかれました。
 1月に開示された東京高検保管の証拠物一覧表にもとづいて、弁護団は筆跡資料や航空写真ネガなど5点の証拠開示を求めていましたが、今回の三者協議で検察官は航空写真112枚を開示しました。しかし、これ以外の証拠物は必要性、関連性がないとして開示を拒否しました。また、あわせて弁護団が求めた東京高検以外の地検や県警で作成された一覧表も出されませんでした。
 弁護団は今回開示された航空写真がこれまでの弁護団の主張を補強する可能性があるとして今後精査していくことにしています。
 1月に東京高検の証拠物一覧表が提示され、それによって存在が明らかになった写真112枚すべてが開示されたことは、さらに一歩前進したといえます。しかし、弁護団の求める証拠物はすべて開示されておらず、東京高検以外の官庁で作成された証拠物一覧表や捜査書類もふくめた全証拠のリストは開示されていません。
 弁護団は開示証拠をふまえた手拭いについての補充書を提出し、今後、秘密の暴露とされた自白にかかわる新証拠、取調べテープについての補充書などを提出していきます。弁護団の求める証拠開示・事実調べを実現し、再審開始にむすびつけていかなければなりません。そのためにも、いっそうの世論の拡大が必要です。
 狭山事件が52年を迎えて5月21日には日比谷野音で市民集会も開催されます。次回の三者協議は5月下旬です。各地でも学習会と教宣を強化し、狭山事件の徹底した証拠開示と事実調べを訴えることが大事です。
 映画「SAYAMA」の上映運動、署名活動、要請ハガキ運動をすすめ、各地で闘いの強化をはかってくださるようお願いします。

(部落解放同盟中央本部『第22回三者協議について(報告)』はこちら)



証拠リスト開示
・検察が「証拠リスト」を開示しました!!(2015.2.10)

東京高等検察庁は1月22日、狭山事件の証拠物の一覧表(リスト)を開示しました。開示されたのは、高検が保管している証拠物279点の名前と数量を書いた領置票。
翌23日には、第21回三者協議が開かれ、狭山再審弁護団は、高検に対し、リストの不明点の説明を求め、東京高等裁判所に対しては、未開示証拠物の開示に向け開示勧告を申し立てると伝えました。
今回の証拠リストの開示は、再審に向けた大きな一歩です。
今後、証拠そのものの開示や事実調べをさらに強く訴えていきましょう。

(PDFはこちら)


■狭山事件とは

1963年5月23日逮捕

1963年5月1日、埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり、脅迫状が届けられるという事件がおきました。警察は身代金を取りにあらわれた犯人を40人もの警官が張り込みながら取り逃がしてしまいました。女子高校生は遺体となって発見され、警察の大失敗に世論の非難が集中しました。
捜査にいきづまった警察は、付近の被差別部落に見込み捜査を集中し、なんら証拠もないまま石川一雄さん(当時24歳)を別件逮捕し、1カ月にわたり警察の留置場(代用監獄)で取り調べ、ウソの自白をさせて、犯人にでっちあげたのです。地域の住民の「あんなことをするのは部落民にちがいない」という差別意識やマスコミの差別報道のなかでえん罪が生み出されてしまったのです。


■一日も早い再審開始を!!

一審は死刑判決、二審では無期懲役判決が確定。石川さんは、ただちに再審請求を申し立てましたが第一次再審請求はまったく事実調べもなく棄却。再び1986年8月に第二次再審請求を東京高裁に申し立てました。石川さんは再審を求める中、1994年12月仮出獄、31年7ヶ月ぶりに狭山に帰りさらに闘い続けます。なかなか再審の扉は開きません。2006年5月、第3次再審請求、2009年9月から三者協議(裁判官・弁護団・検察)が開かれ、狭山の闘いに光りが差し込みました。そのなかで証拠開示もすすみ、新証拠も明らかになるなかで、再審へ向けての闘いが進められています。


■映画『SAYAMAみえない手錠をはずすまで』

映画チラシ

狭山事件で犯人とされた石川一雄さんは無期懲役の判決を受け、32年間の獄中生活を過ごしました。1994年の仮出獄後も、無実を訴え、再審を勝ち取るために闘っています。
この映画は、そんな一雄さんと妻早智子さんの日常に3年間寄り添って描かれたドキュメンタリー映画です。

公式ホームページはこちら↓


上映スケジュールはこちら↓


■狭山パネルの貸し出し

パネル

狭山事件の再審実現をアピールする為、あらたに製作されたパネル「冤罪・狭山事件50年-再審の扉を開くために」が完成しました。
パネルはA2サイズ、アルミフレーム付きで30枚。
狭山事件について知らない人が見ても、事件の中身、無実を示す証拠、石川さん家族の闘い、司法の問題点に気づき無実を確信できる内容となっています。
県内各地での狭山の取り組みや、文化祭、フェスティバルでのパネル展示に活用ください。

パネルの貸し出し状況はこちらから↓


■兵庫県連のとりくみ~狭山グッズ

パネル

兵庫県連では、石川一雄さんの無実を訴え、狭山事件を多くの人に知ってもらうため、年に一回啓発グッズを作成しています。