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青年部のとりくみ

▶部落解放第50回全国高校生集会・第62回全国青年集会

2018年8月18日~19日

 8月18~19日、部落解放第50回全国高校生集会・第62回全国青年集会が神戸国際会議場で開催されました。「ひろげよう仲間の輪! 深めよう仲間のきずな! ~差別と戦争を許さない社会をつくろう~」をスローガンとしたこの集会には、全国各地から708人の高校生・青年・引率者が集まり、兵庫県内からは102人が参加しました。
 オープニングでは、ストリートミュージシャンとして全国を巡っている太田遊人さん(尼崎・上の島支部)が自作の歌を弾き語りで披露し、会場を盛り上げました。
 全体会の司会は、篠塚恵実さん(西宮支部)と佐々木大介さん(姫路・高木支部)。主催者として組坂繁之中央執行委員長、地元代表として兵庫県連の坂本三郎委員長があいさつをおこなった後、集会基調の報告は兵庫県連の辻川智徳青年部長が担当。国内の状況、若者をとりまく社会情勢などをふまえたうえで、取り組まなければならない課題、青年の部落解放運動について語りました。
その後は、松村元樹さん(公益財団法人 反差別・人権研究所みえ 常務理事兼事務局長)を講師に「インターネットと人権」と題した記念講演がおこなわれました。松村さんは、インターネットの特性などを示しながら、ネット上での部落差別の現状、部落差別をなくすためのネットワークづくりやイベントなどを紹介しました。
全体会終了後と2日目は、5つの分科会と2つのフィールドワークがおこなわれました。
兵庫県連青年部は四国ブロックと合同で、第3分科会「高校生と部落解放運動」を運営。この分科会では高校生からの報告をもとにグループで話し合い、質問や感想を共有しました。報告者はできる範囲で質問に回答し、必要な場面は青年が随時サポートしました。
フィールドワークは、Aコースをひょうご部落解放・人権研究所、Bコースを在日コリアン青年連合に運営を依頼して実施。1日目は合同で事前学習をおこない、2日目に、Aコースは「神戸の歴史と生田川~新川部落・賀川豊彦・水平社~」として生田川周辺を、Bコースは「震災を乗り越えた靴のまち―定住外国人との共生―」として新長田を歩きました。

全体会 第3分科会「高校生と部落解放運動」
全体会 第3分科会「高校生と部落解放運動」
フィールドワーク「神戸の歴史と生田川」
フィールドワーク「神戸の歴史と生田川」

▶解放学級生との交流会

2017年11月18日

 加古川市の北別府公民館で、北別府の解放学級に通う中学生との交流会を開催しました。最初に「兵庫県連青年部とは何か」「北別府支部青年部とは何か」「どのような活動をしているのか」の紹介、その後にアイスブレイキングとして「他己紹介」をし、参加者がどのような人か分かった緊張がほぐれたところで、「無人島ゲーム」をしました。無人島に行くとして何を持って行くかを各自3つほどあげて、最後にグループで何を持って行くべきかを話し合いました。
 話し合いのルールを設け、他者の意見を聴き、合意形成をするという少し難しいところもあったと思いますが、グループで話し合っているときは「何を持って行ったらいいだろう」とか「これがあれば十分じゃない?」など積極的に話をしていました。最後に全体共有として、模造紙にまとめて発表をしてもらいました。2時間という短い時間でしたが、つながりをつくり、絶やさず交流を続けることの大切さを実感しました。

解放学級生との交流会① 解放学級生との交流会②
解放学級生との交流会① 解放学級生との交流会②

▶沖縄平和学習

2017年9月17日~18日

 青年部ではこれまで、反戦平和のとりくみとして沖縄平和行進に青年が参加してきましたが、仕事の関係で平日に休みにくいという事情などから、どうしても参加できないという青年がいました。そこで、青年部独自のとりくみとして沖縄を訪れ、学ぶ機会を設定することにしました。1泊2日のハードスケジュールとなりましたが、沖縄の歴史やおかれた状況を肌で感じることの大切さを優先して実施しました。また、これに先立ち、9月3日に事前学習会もおこないました。
 17日はまず平和祈念公園を訪れ、沖縄戦で亡くなった20数万の名前が刻まれた平和の礎(いしじ)を見学。その後は、沖縄戦の写真や遺品が展示されている平和祈念資料館で沖縄戦の様子や被害状況を学びました。
 その後はアブチラガマ(糸数壕)に向かいました。沖縄戦当時、住民の避難場所、日本陸軍病院の分室として利用されていたガマの中は真っ暗で足元も悪く、避難していた人たちのおかれていた状況のひどさを追体験しました。
 18日は、辺野古新基地建設反対運動の拠点となっているテント村を訪れ、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんにお話をうかがいました。新基地建設の動きが自然環境に与える影響や、地元の漁師が反対派を監視する警備係として雇われている状況、とてつもない量の土を運び込んで埋め立てに使おうとしている政府の動きなどについて分かりやすく説明していただきました。カヌー隊が出発するのを見届けたあと、キャンプシュワブゲート前のテントも訪れました。この日、工事はおこなわれていませんでしたが、工事車両の搬入がいつあるか分からないため、少しでも工事を遅らせるために毎日交代で監視を続けていることを瀬長和男さんに教えていただきました。
 その後は、普天間飛行場を見渡すことのできる嘉数の高台に行きました。上空ではオスプレイが飛行を繰り返しており、その騒音の大きさを体感。墜落の危険性も高いため、住民の不安は計り知れないものだということを全員で確認しました。また、近くに建てられている沖縄戦で犠牲となった朝鮮半島や京都出身の人たちのための慰霊碑も見学しました。

沖縄平和学習① 沖縄平和学習②
沖縄平和学習① 沖縄平和学習②
沖縄平和学習③
沖縄平和学習③

▶青年部交流会

2017年4月15日~16日

 とりくみを通して顔見知りとなった青年や高校生が交流を深め、青年部活動につなげていく目的で、淡路島で交流会をおこないました。
 15日は洲本市内で夕食交流会をおこない、翌16日は南あわじ市にある「じゃのひれフィッシングパーク」で釣りを楽しみました。ここは、波のない穏やかな海に木製のイカダを浮かべた釣堀で、道具のレンタルや調理もしてもらえるので初心者でも利用しやすいところです。
 この日は快晴で気温も高く、参加者は日に焼けながら釣りを楽しみました。釣果はタイ、ハマチなど。多い人で9匹を釣り上げて、盛り上がりました。参加した高校生からは「楽しかった」「また行きたい」などの感想が寄せられました。今後も交流会や学習会などを通じて、青年部のネットワークづくりをおこなっていきます。

青年部交流会① 青年部交流会②
青年部交流会① 青年部交流会②
青年部交流会③
青年部交流会③

▶ 「選挙権」について考える学習会

2016年7月3日

 参議院議員選挙を前に、兵庫県私学会館で「選挙権」をテーマに学習会を開催しました。18歳から投票できるようになったことを受け、選挙とはどういうものか、少しでも関心をもち、投票に行ってもらいたいという思いからこの学習会を企画しました。
 講師は、伊丹市議会議員の西村政明さん(伊丹支部)。西村さんは、自身の生い立ちと市政に関わろうと思ったきっかけ、議員として活動する今日までのことを語ったほか、伊丹市の世代別投票率を示しながら、投票率の格差が逆手にとられて「若者軽視」の政治が進められているのではないか、と問題提起をおこないました。また、選挙についての議論のほか、パブリックコメントなどで政治参加できることも紹介してくれました。

「選挙権」について考える学習会
「選挙権」について考える学習会

▶JP労組兵庫県連ユースネットワークとの学習交流会

2016年4月24日

 4月24日、日本郵政グループ労働組合(JP労組)兵庫連協ユースネットワークとの学習交流会を、兵庫県私学会館で開催しました。
 最初に、兵庫県連青年部から部長の辻川智徳さんが青年部の活動紹介をおこなったあと、狭山事件の内容を説明。被差別部落への見込み調査がおこなわれたことや、えん罪がどのように生まれていったのかを丁寧に説明しました。JP労組からは堀毛祐宜さん(兵庫連協ユースネットワーク議長)が、企業と労働組合についての説明、ユースネットワークの活動報告をおこないました。その後は、2013年公開の映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」を上映。質疑の時間を設けたあとは、懇親会で交流を深めました。

JP労組兵庫県連ユースネットワークとの学習交流会
JP労組兵庫県連ユースネットワークとの学習交流会

※掲載している肩書きは、講演当時のものです。